家庭のタスクを削減

今や非常に需要の高い介護職は、我が子が保育園や幼稚園、小学校などに上がって時間に余裕が出来てきた人が久しぶりの職場復帰にと選ぶ機会も増えてきている。特に子供のお世話をずっと続けてきたなら、介護職で活かせる経験も多くあるため、適正があるからだ。

しかしいくら子供からしばらく手を離せる時間ができても、家事まで無くなるわけではない。洗濯掃除から始まり食料の買い出し、調理、風呂の準備などなど、それに加えて子供がまだ保育園や幼稚園であれば送り迎えもしなければならないだろう。また親同士の付き合いやご近所付き合いも必要になり、気を使うことも増える。普通に考えればこれらすべてを両立させることは現実的な話ではないだろう。

仕事と子育てを両立させるためには、まず家庭でやるタスクを減らすのが必須と言えるだろう。子育て仲間の親との連絡の取り合いや付き合い、仕事といったものは減らしようがないので、それと比較してまだ融通の効く家事の分担などを家族とよく話し合っておく事が重要なのだ。家事の管理を任されてしまうと、完璧にこなすことを考えてムリに頑張りすぎてしまう人は多いが、それで体調を崩したり家事や子供の世話が立ち行かなくなっては本末転倒といえる。

毎日行わなければならないものもあるが、たとえば掃除のように多少は間隔を開けてもよいものもある。買い物も自分でなくても行えるため、家族に買ってきてもらえば良いのだ。特にこれらの作業分担を依頼する上で忘れてはならないのが感謝の言葉だ。一言ありがとうを添えるだけで家族間での作業の押し付け合いなどが起きにくくなるため、絶対に忘れないようにする必要がある。